Essity社 ドイツにて模造パルプ(麦藁)工場を建設

  ■ Essity社 ドイツにて模造パルプ(麦藁)工場を建設

2021年2月27日  

SCA傘下のEssity社はドイツのMannheim工場に於いて今夏模造パルプマシンを稼働開始する事を発表した。

4000万€を投資し年産35000㌧(日産100㌧)の漂泊麦藁パルプを製造する。パルプ設備の敷地面積は8000㎡となっており、2月18日高さ30mになる漂泊タワーが完成し、ドイツの伝統的な屋根完成式典が執り行われた。

代替えパルプは現在使用されている古紙や木材パルプの添加物として使用される。この模造パルプラインが完成すると同社が使用するパルプ総使用量の1%を置き換えることができ、コスト削減に寄与するとしている。

Mannheim工場には5台の家庭紙マシンと23もの加工ラインががあり、22万㌧のパルプ、28万㌧の家庭紙原紙を抄紙し、ポケットティッシュ、キッチンワイプ、トイレットペーパー、ペーパータオル、ナプキンを欧州へ出荷している。

 

Essity社(エシティ)は、スウェーデン・ストックホルムに本社を置き、世界150か国でパーソナルケア用品の製造・販売を行う多国籍企業企業。日本ではユニ・チャームとの合弁により「TENA(テーナ)」のブランド名で事業を展開している。

同社は2017年パルプ・製紙企業SCA社のパーソナルケア用品部門がIPOを認められ、スウェーデンに於いて上場した。

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