トルコで再び強い地震 震源地に近い大手製紙も稼働停止

  ■ トルコで再度強い地震 震源地に近い大手製紙も稼働停止

2023年2月23日

2月9日にトルコに於いて発生した大地震から2週間、再度大きな揺れが現地を襲った。20日未明、再びマグニチュード(M)6.4の地震が発生して一部の市民が生き埋めになったりけがをしたりするなど被害者が追加で発生した。震源地はトルコ東南部とシリア西北部の国境付近で1回目の地震被害が最も激しい地域のひとつであるハタイ県アンタキヤから西南西16キロ離れたエリアだった。

地震による死者はこれまででトルコとシリア、あわせて4万9,000人を超えている。

震源地に近いカフラマンマラスには、Kipas Kgat社およびKMKペーパー社がそれぞれ1つの製紙工場を運営しており、現在、両方の工場が停止している状況だ。Kipas社は同工場で年間45万㌧の段原紙を生産しており、KMK社はコートボールや紙管など15万㌧を生産する。稼働再開のめどは未だたっていない。

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