■ 中国ゼロコロナ緩和の動き 経済活動再開なるか
2022年12月2日
中国政府はゼロコロナ政策への抗議デモが相次いだことを受け、広東省広州市に対し封鎖措置の緩和を指示するなど、規制緩和の動きが出ている。中国政府として国民の不満がこれ以上広がらないよう対応に乗り出した形だ。
広州市の一部では、30日以降、感染リスクの低いエリア(海珠区、荔灣区、天河区、從化区等)に於いて封鎖が完全に解除され、感染エリアも医療従事者や広東省の外に出る以外はPCR検査義務がなくなるなど大幅な緩和措置がとられた。 これを受け、食料の買い出しに向かう住民や出身地に帰る出稼ぎ労働者も出ている。
今後緩和措置の動きは中国全土に広がる可能性がでており、製造業などが稼働再開すれば段原紙の需要も回復する可能性がある。 中国経済が急稼動すれば旧正月明けの段原紙・古紙価格に影響が出てくる可能性も否定できない。