中国 大手各社の休転を受け国内古紙価格暴落

  ■ 中国 大手各社の休転を受け国内古紙価格暴落

2022年8月4日

中国国内古紙価格が大きく軟化した。6月末時点の中国国内古紙価格はA級(スーパーからの順産業古紙)2350~2500RMB(345-362㌦)だったが、7月末時点で2000RMBを割り込む地域も出ている。 製紙企業の購買価格は一ヶ月でおおよそ350~500RMB(50-70㌦)下落した。 さらに8月に入り大手製紙が1か月規模の大型休転を相次いで発表した事で、休転前になんとか在庫を処分しようと投げ売りが発生し、価格はさらに50~150RMB軟化。古紙問屋は今回の古紙下落によって大きな損失を被ったとCCTVで取り上げられるほどの騒動に発展している。

国家統計局のデータによると、7月29日時点で、中国全土に於いて130社以上の製紙企業が紙価格を引き下げた様だ。相次ぐ都市封鎖の影響で4月以降製紙の稼働率は月を追うごとに低下し、需要も悪化。原紙在庫は3年ぶりの高水準に達している。

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