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対ドル人民元相場下落 1年7か月ぶり安値 輸入原紙の購入に影響

対ドル人民元相場下落 1年7か月ぶり安値 輸入原紙の購入に影響

対ドル人民元相場下落 1年7か月ぶり安値 輸入原紙の購入に影響

  ■ 対ドル人民元相場下落 1年7か月ぶり安値 輸入原紙の購入に影響

2022年5月15日

中国の対ドル人民元為替相場が急落している。対ドル相場は6.8を割り込み、4週間連続の元安となり、6%以上値を下げた。 また13日、中国人民銀行(中央銀行)も人民元売買の基準値を対米ドルで1ドル=6.7898と元安値水準に設定。 対ドル基準値の元安方向での設定は6日連続で、2020年9月末以来およそ1年7カ月半ぶりの元安水準となった。

元安となった原因は中国が厳しい都市封鎖措置を取っている事で中国経済が急速に悪化するのではないかとの懸念と、米国FRBが金利上げ措置を発表した事でドル買いが先行している事が背景にある。また中国政府が景気刺激策として政策金利を下げるとの見方もあり、さらに元安が進む可能性もある。

現在日本円も大幅な円安に振れており、輸出商品にとっては有利な相場となっている。増加する段原紙の輸出にとっても追い風だろう。しかし一方で中国の人民元が下落したことで中国企業の購買力も弱くなっている。 人民元安は通貨安となっていない国からの中国向け輸出に最も影響を及ぼしているが、円安傾向にある日本からの輸出にとってチャンスとなりうるのだろうか。

対ドル人民元相場下落 1年7か月ぶり安値 輸入原紙の購入に影響
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