■ 中国都市封鎖により段原紙需要回復せず 大手各社停機発表
2022年3月27日
オリンピック閉幕後中国ではオミクロン株の感染が拡大。複数の都市に於いて都市封鎖が実施されている。 住民全てのPCR検査と隔離措置が実施され都市間を移動するには、PCRの陰性証明書が必要となった。製造業は労働者と物流も制限された事で部品の調達や配送ができずやむを得ず操業を停止するなどの発表を行った。 これに伴い段ボールなどの包装需要も減退し、各製紙企業は操短を発表している。
先日大手山鷹国際社、及び理文社が先陣を切り、マシンの停機による減産と段原紙の値上げを発表した。しかし減産効果虚しく値上げが通るかは不透明な状況だ。
上記2社に続き玖龍紙業は3月21日、4月6日から東莞工場の抄紙機5機をメンテナス休転する事を発表した。さらに太倉工場に於いても3月23日から4月10日まで7~9日の休転を実施。休転によって印刷用紙及び段原紙の生産が4万4000㌧削減される。
玖龍社 太倉工場停機計画
マシンNo | 停機期間 | 日数 | 生産品品目 |
PM5 | 3月23日-3月30日 | 8日 | ライナー |
PM8 | 3月23日-3月29日 | 7日 | ライナー |
PM29 | 3月23日-3月30日 | 8日 | ライナー |
PM21 | 3月21日-4月7日 | 8日 | 印刷用紙 |
PM30 | 4月2日-4月10日 | 9日 | 中芯 |