大王製紙 日本製紙 段原紙値上げに追随

  ■ 大王製紙 日本製紙 段原紙値上げに追随

2021年12月16日

 レンゴーに続き、大王製紙及び日本製紙が段原紙値上げを発表した。大王製紙は、年明け2月1日納入分から段ボール原紙を現行価格より+10円/kg以上、包装用紙が+15%以上を値上する。

また日本製紙も15日、段ボール原紙全般及び特殊板紙(チップ・色板、紙管原紙、石膏ボード、シクラ原紙)、クラフト紙(重袋用両更クラフト紙、一般両更クラフト紙)を15%以上値上げする事を発表した。

値上げの理由として、原燃料価格の高騰や物流コストの上昇が続いていること、人手不足による人件費の上昇やCO2排出削減など今後も環境投資が必要なことを挙げた。

需要構造の変化に対応した生産体制の見直しや諸経費の削減など、徹底したコストダウン・構造転換を続けてきたものの、コストアップを吸収しきれない状況となったとしている。

製紙業界最大手の王子ホールディングスも近いうちに値上げに追随するとみられる。

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