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新型肺炎により中国本格都市封鎖、本船の減便など世界経済にも影響

新型肺炎

  ■ 新型肺炎により中国本格都市封鎖、本船の減便など世界経済にも影響

2020年2月

新型肺炎の感染が拡大する中で価格が維持されている要因を何点か挙げさせていただいたが、必ずしも価格上昇要因ばかりではない。 一つは各国で他国からの輸入貨物の検疫を強化、船便の欠航など国際物流に大きな影響がでている事だ。 

また中国政府によって旧正月明けの営業開始日が延期され、現地物流及び通関の滞留からキャンセルや船積の延期依頼が東南アジアの製造業に打診され始めていることが挙げられる。 

中国では10日より営業を再開したがドライバーが出勤しても省を跨ぐ運送をすれば14日間出荷元の省に入れないなどの検疫措置があり、長距離物流に影響が出ている為港にコンテナが滞留し、貨物を引き取れないという問題が起こっている。 

一部中国向け船積みを継続しているバイヤーもいるが、船会社による抜港(寄港しない措置)もあり仕向け港は限定的となっている模様。 中国国内の物流が分断された事により中国国内の古紙回収が滞っており、今回の感染が落ち着くと予想される4月頃に価格が再度上昇するとの意見もあるが、先日の追懐関税免除措置もあり現状ではまだ判断が難しい。 

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