中国 国内古紙価格下落全土に波及 原紙需要減退背景

  ■ 中国 国内古紙価格下落 原紙需要減退を背景に中国全土に波及

2022年7月20日

中国国内回収古紙価格が連日下落している。中国主要都市の都市封鎖は解除されたものの感染再拡大も見られ部分的な移動制限が再度敷かれるなど先行き不透明な状況が続いている。 中国国内の原紙需要は思いのほか回復せず、段原紙価格は軟化傾向だ。これを受け、7月10日以降中国国内の古紙価格の下落が続いている。 段古紙価格の値下げは複数回中国全土でみられ、10日間で約200元近い値崩れとなった。 今年旧正月前から始まった製紙各社の休転の効果むなしく、段原紙需給は非常に悪い状態だ。 
例年9月以降中国は需要期に入り、10月初旬には国慶節の連休も控える。 それまでに需給が調整され価格が回復するかは、昨今の経済事情を鑑みて見通せない状況となっている。

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