■ 中国の2018年貿易統計が発表
2019年7月30日
2018年の中国貿易統計及び生産消費統計が発表された。2018年の紙及び板紙の輸入は622万tで前年比33.48%の増加、パルプの輸入は2,479万t、前年度増加4.51%、古紙輸入1,703万t、-33.79%減。 紙・板紙、古紙、紙製品の輸入総量は4,822万t、前年比-11.18%、輸入金額は302憶1,200万㌦で15.67%の増加となった。
パルプの輸入総額は795.31憶㌦で平均価額が22.99%上昇、輸入古紙の平均価格は252.03憶ドル、年平均価額は前年度比10.33%上昇した。
一方2018年の紙および板紙、古紙、パルプ、紙製品の輸出総量は951.05万t、前年比-6.39%、192.69憶ドル、年間平均輸出価格は13.57%上昇し金額ベースで7.20%の成長となった。 生産/消費動向は2018年のライナー生産量2,145万t、消費量2,345万t前年度比-6.57%、中芯生産量2,105万t、消費量2,213万t、前年度比-7.64%。 新聞用紙 生産量190万t、消費量237万t前年度比-11.24%、白板生産量は1,335万t、消費量1,219万tで前年度比-6.16%となっている。
またメーカー個別の生産量推移が発表され、大手20社の生産量は前年度比6.61%と微増した。 段ボール原紙全体の生産量が6-7%減少する中で、大手20社の数量が増加したことから中国の大手集中化が進んでいることが伺える。