■ 中国の環境政策:ナショナルソード「国門利剣」2017はブルースカイ「藍天」2018に
2018年4月20日
2017年の「ナショナルソード」に引き続き2018年は「藍天2018(ブルースカイ2018)」が、採択された。概略は各都市に青空を取り戻し、外国からのごみの流入を徹底的に阻止する。というものだ。
税関の広報担当である張広志氏は「固体廃棄物輸入禁止および固体廃棄物管理システムの管理の促進」を厳格に実施するために禁止されている廃棄物の密輸、主に固形廃棄物の密輸に対する取り締まりを強化することを強調した。
「輸入禁止固形廃棄物目録」に記載されている廃棄物は4種24品目となっており、2月3日以降広東省、深セン市、天津市、哈爾濱、青島市税関にて第一次廃棄物輸入摘発検査を実施した。当検査では5件の刑事事件告発、天津で500tの廃プラ、哈爾濱で1600tの亜鉛灰、深せん市ではロシアから7,000tの古紙密輸が摘発され、青島では1,600tの古紙がシップバックされた。
2月27日には、国税局は中国全土で69件の密輸事件を摘発し、5万トンの廃棄物を確認したと公表している。