■ 中国 第1四半期輸出入総額 昨年対比4.8%増加
2023年4月13日
中国税関は13日午後10時、1~3月(第1四半期)の輸出入総額を発表した。発表によると、輸出入総額は人民元ベースで前年度比4.8%の成長だった。 輸出入総額は9兆8900億元(1兆4380億ドル)、そのうち輸出額は5兆6500億元(8219憶㌦、8.4%増)、輸入は4兆2400億元(6168億ドル、0.2%)となった。 昨年2022年の第1四半期は前年度対比10.7%増の9兆2400億元で、輸出額は5兆2300億元(13.4%増)、輸入は4兆1900億元(7.5%増)だった。
内訳は一般貿易6兆4600億元のうちASEAN向けが1兆5600億元と全体の15.8%を占め最も多く、前年度対比16.1%増加した。その他欧州向けは1兆3400億元、米国向けが1兆1100億元、日本向けは5464億元、韓国向けは5284億元だった。
中国政府の掲げる一路一帯沿線諸国との貿易は3兆4300億元と16.8%増加、RCEP加盟国との貿易は3兆800億元と7.3%増加した。
人民元の貿易総額の増加の背景には通貨安が影響している。中国政府の発表とは裏腹にドル建てベースの輸出額は昨年対比1.3%と減少している。エリア別にみると欧州向けが▼7.1%、米国向け▼17.0%、日本向け▼2.9%、台湾向け▼22.2%、カナダ▼17.3%、ニュージーランド▼14.3%、香港▼9.9%だった。増加したのはASEAN +17.8%、アフリカ+18.8%、マレーシア+46.3%だった。