■ 台湾 正隆紙業社ベトナム工場に最新のプレプリントマシン導入
2021年2月18日
台湾正隆紙業はベトナムの段ボール工場に2憶NTD(約8.5億円)を投じ最先端のプレプリントマシンを導入する事を発表した。稼働は来年2月を予定している。
同社は2019年ホーチミンに製紙工場を建設し年産30万㌧の中芯マシPM1が稼働開始し一貫体制を整えた。PM2は40万㌧の併抄マシンで今年の7月稼動予定となっている。
段ボール工場は2016年に新たに年間生産能力1憶2000万㎡の龍安工場を建設し現在3工場、合計で4憶3,200万㎡の生産能力がある。今回龍安工場へ5色フレキソ(+UVコート)のプレプリントマシンCONPRINTA社のIMD2200を導入し国際競争力を増強する。 同マシンは当初の計画では今年年末には稼働を開始する予定であったが、新型肺炎の影響で来年2月に延期されている。
国際段ボール協会(ICCA)の発表によるとベトナムに於ける19年の段ボールの出荷数量は21憶3,000㎡で前年度比8.12%増加した。昨年の第3四半期の出荷数量は新型肺炎の影響で世界の需要が0.5%減少する中、前年同期比3.87%成長している。
正隆紙業はさらにベトナム南部のBenCat県に第四紙器工場を建設予定で、ベトナム北部にも進出予定だ。