■ インドネシア向け禁忌品混入率0%に変更?製紙側からの反発、法改定に混乱
2019年8月20日
8 月初旬にインドネシアの KSO より欧州の検査機関に対し、欧州古紙の禁忌品混入率を 0 にする旨の通達があったとの連絡が入った。
インドネシア向けは 6 月に禁忌品を 0.5%にする事と全量検査実施によりその検査料の通達があったばかりであった。
日本の検査機関(OMIC 社)からは今回の件について特に連絡がきておらず、欧州各国のみの通達で実質的な欧州品の禁輸措置かと思われたが、市場の混乱と製紙メーカーから の抗議が殺到、禁忌品の混入率を 0.5%~1.5%まで拡大する議論がなされているとの事でその最終決定は再度覆る可能性がある。
不透明感が残るインドネシア向けの契約を避け欧州のサプライヤーはベトナム、タイへ古紙を逃がそうと価格を下げてオファーしたことにより東南アジア市場も下落を始めた。