- 2021年4月30日
パルプを大増産する中国とチップ争奪戦 ③
■ 環境問題から植林が進む中国、一方で木材輸入量は大幅に拡大 中国の国土面積は9憶4200万haで世界第4位だが、1950年前後の森林率は8,6%でさらに砂漠化が進んでいた。 その後中国政府は洪水や砂漠化対策として猛烈に植林を進め、各省に一定面積の植林目標を設定した。1990年で森林率 (さらに…)
■ 環境問題から植林が進む中国、一方で木材輸入量は大幅に拡大 中国の国土面積は9憶4200万haで世界第4位だが、1950年前後の森林率は8,6%でさらに砂漠化が進んでいた。 その後中国政府は洪水や砂漠化対策として猛烈に植林を進め、各省に一定面積の植林目標を設定した。1990年で森林率 (さらに…)
■ 中国の製紙用ウッドチップ輸入元候補国 中国のウッドチップ調達先として森林資源の豊富なマレーマレーシアも有力な候補国だと思われる。マレーシアの国土面積は約3,280万haであり、森林面積は約1,809万haで森林率は約55%と木材資源の豊かな国だ。 中国の主張する領海問題で両国の関係 (さらに…)
■ パルプを大増産する中国とチップ争奪戦 ① 中国では今年から古紙が輸入禁止となり、代替え原料として中国大手製紙メーカーは海外に再生パルプや段原紙の工場を建設し輸入が急増した。しかし第三国で古紙を再生パルプに加工・製造し中国へ持ち込む方法は明らかに非効率で高コストだ。 また段原紙が大量 (さらに…)
■ 世界のパルプ生産動向 2021年4月30日 玖龍紙業の関連企業である海南中南資源有限公司は中国建設局と協力し、玖龍社重慶工場に於ける古紙代替え技術開発プロジェクトを開始した。12憶元(約1.7憶㌦)を投資し既存の白板/白カード生産設備の古紙供給システムを農業・林業廃棄物(竹チップ、 (さらに…)
■ Stora Enso社 Kvarnsveden工場とVeitsiluoto工場に於いてパルプ及び製紙事業から撤退 2021年4月21日 Stora Ensoは、スウェーデンのKvarnsveden工場とフィンランドのVeitsiluoto工場に於いて2021年第3四半期でパルプ及 (さらに…)
■ パルプ価格の高騰と需要の変化 戦略変更の岐路に立つパルプメーカー 021年3月24日 新型肺炎の流行によって川下産業が変化し、パルプ産業は需要の変化に対応すべく戦略を変更する必要性に直面している。 新型肺炎の流行は紙業界にとって大きな転換点となった。 展示会や会合、販売促進活動が (さらに…)
■ Mayr-Melnhof Group(MMK)、米IP社ポーランド工場を買収 2021年3月10日 Mayr-Melnhof Group(MMK)は、International Paper社(IP)から同社ポーランドのInternational Paper sp.z.o.o.(Kw (さらに…)
■ Essity社 ドイツにて模造パルプ(麦藁)工場を建設 2021年2月27日 SCA傘下のEssity社はドイツのMannheim工場に於いて今夏模造パルプマシンを稼働開始する事を発表した。 4000万€を投資し年産35000㌧(日産100㌧)の漂泊麦藁パル (さらに…)
年末けから世界のパルプ価格が上昇しているが、2月から中国向けリストプライスがさらに大幅値上げとなった。 BHK,UKPを含むすべての品種で値上げとなり、原料価格の高騰に伴い中国の食品用包装紙は平均13.2%の値上げ、家庭紙関連は3.8%上昇している。
■ 韓国古紙輸入規制強化 2021年2月25日 韓国政府は2030年に向けて廃棄物原料の輸入をゼロにしていく方針を発表した。以前より固形廃棄物の輸入規制が強化される事は発表されていたが、新型肺炎の影響から延期されていた。 昨年7月より輸出入規制を免除されていた古紙も規制の対象となり、輸 (さらに…)