- 2022年9月2日
インド原紙の購入を止めた中国① インド市場の成長課題とアジアへの影響
■ インド原紙の購入を止めた中国① インド市場の成長課題とアジアへの影響 17年に中国が古紙輸入規制を発表して以来、アジア各国に製紙工場が建設され、アジアは中国に代わる製紙、古紙の消費地へと成長した。 インドへ中華系企業は進出しなかったものの、17年のGST導入以後長距離物流の発達とそ (さらに…)
■ インド原紙の購入を止めた中国① インド市場の成長課題とアジアへの影響 17年に中国が古紙輸入規制を発表して以来、アジア各国に製紙工場が建設され、アジアは中国に代わる製紙、古紙の消費地へと成長した。 インドへ中華系企業は進出しなかったものの、17年のGST導入以後長距離物流の発達とそ (さらに…)
■ 山鷹国際 8月に続き9月も大型休転を継続 2022年8月29日 中国大手製紙山鷹国際は27日、8月に引き続き5工場7機の製紙ラインに於いて5~30日間の休転を継続する事を発表した。 中国では都市封鎖による需要の減退と、欧州貿易の低迷などによって景気が失速。段原紙需要も大幅に落ち込ん (さらに…)
■ 古紙輸出市況 中国原紙需要減を背景に軟化を続ける輸出価格 2022年8月29日 輸出古紙価格の軟化が続いている。280㌦前後だった東南アジア向け価格もこの2ヶ月で200㌦を割り込む水準にまで軟化している。東南アジア製紙企業が古紙を買わない理由は、やはり中国の原紙需要が非常に弱い事 (さらに…)
■ 中国を襲う熱波 長江水位低下 電力不足に石炭使用量上昇 2022年8月29日 中国内陸部の重慶を記録的な熱波が襲っている。史上さ最悪と言われる程の熱波により電力不足や水枯れなど異常事態は多発している。重慶では40度を超える日は通常年に数日だが、今年は一ヶ月以上続いており、8月の降水 (さらに…)
■ 南米Arauco社 ユーカリ漂白パルプ(BEK)ライン10月に稼働予定 2022年8月26日 南米大手パルプメーカーArauco社の進めるチリ工場の近代化及び拡張工事が今年10月に完成する。工事の内容は排水処理システムの近代化とバイオマスボイラーの導入、旧1号機の閉鎖。 年産156 (さらに…)
■ 中国国内最大、世界第三位規模のパルプ回収ボイラーを建設 2022年8月26日 标联盛浆纸(漳州)有限公司は220億元を投じ、福建省漳州市漳浦县赤湖工業団地に於いて、年産166万㌧の回収ボイラーの建設に成功した。 同ボイラーは黒液回収濃度85%、固形物処理能力は9600tds/d、蒸 (さらに…)
■ ロシア政府 古紙の輸出規制 一時的に輸出割当制を導入 2022年8月25日 ロシア商務省は19日、古紙の輸出に対し割当制を導入する事を決定した。割り当て期間は9月3日から12日3日の3か月間で、割り当て総量は3万㌧となる。ロシアでは近年製紙の増産が続いており、国内古紙回収率の低さか (さらに…)
■ 英国でストライキ多発 インフレに不満 コンテナ港荷役ストップで物流に影響 2022年8月25日 英国最大のコンテナ港である東部フェリクストウ港に於いて労働者1900人強が賃上げを求めてストライキを実施している。 ストライキは21日から8日間実施される予定で、クレーン運転士や機械操作 (さらに…)
■ 英国 Mondi社イタリアのコート紙工場を買収 段原紙へ転抄 2022年8月24日 英国大手製紙企業のMondi社はイタリア(トリエステ近郊)にあるBurgo Group社ドィーノ工場を4000万€で買収する事を発表した。同工場は1台の抄紙機で機械パルプ軽量コート紙を生産しており、 (さらに…)
■ 韓国 記録的豪雨 古紙の回収にも影響 2022年8月17日 韓国のソウルを含む中部地区で今年6月の梅雨入りから記録的な豪雨が続いている。 今年6月10日に梅雨が始まって以来、8月11日までに全国の平均降水量は909.2ミリを超えた。中部地方における平年の梅雨期の平均降水量366.4 (さらに…)