- 2020年6月26日
欧州の古紙・段原紙事情
■ 欧州の古紙・段原紙事情 2020年6月 フランスでは3-5月の産業全体の活動率は55%、紙パルプ業界は前年度比-10%程減少すると予測されている。他産業に比べれば高稼働状を維持しているが、徐々に景気後退の影響を受けつつある。5月以降都市封鎖は解除されたものの、一部の労働者が解雇など (さらに…)
■ 欧州の古紙・段原紙事情 2020年6月 フランスでは3-5月の産業全体の活動率は55%、紙パルプ業界は前年度比-10%程減少すると予測されている。他産業に比べれば高稼働状を維持しているが、徐々に景気後退の影響を受けつつある。5月以降都市封鎖は解除されたものの、一部の労働者が解雇など (さらに…)
■ 中国国内の段ボール原紙増産計画 2020年6月 4月29日の「固形廃棄物環境防治法」の改定により第二十四条に廃棄物原料の輸入をゼロにする目標が明記された。 欧米各国で都市封鎖が解除され古紙の収集・輸出は再開されつつあるが、近い将来古紙の輸入は禁止となり中国国内に於いて古紙がタイトに (さらに…)
■ ドイツ段原紙増産<HumBurger社段ボール原紙マシン稼働> ドイツのHamBuger社はシュプヘンブルク市に於いてPM2号機を今秋9月から稼働する事を発表した。 今年夏の稼働予定であったが、新型コロナ肺炎の影響と在庫スペースの溶接時に発生した火災の影響で予定を少し遅らせ9月第一 (さらに…)
■ 肺炎が収束し稼働を開始した中国、欧米の都市封鎖により貿易減少 2020年5月 都市封鎖が解除された中国に於いて医療品以外の貿易が停滞したことにより需要が大幅減、4月初旬から段ボール原紙価格が崩れた。 2019年の中国から輸出総額のうち米国、EU、日本、韓国向けは1兆1,017億米 (さらに…)
■ 段原紙輸出増の背景と将来予測⑦ 2020年5月18日 新型肺炎の影響 1~3月のOCC輸出量は前年度比1.4倍の49.3万㌧となった。背景には古紙問屋の旧正月と輸入ライセンスの縮小から古紙が余剰する事への危機感と裏腹に輸出価格が反転上昇し需要が堅調であった事が要因となった。 一方 (さらに…)
■ 段原紙輸出増の背景と将来予測⑥ 2020年5月18日 新型肺炎の影響 中国では環境規制による古紙不足に新型肺炎による都市封鎖の影響が重なり古紙不足が加速、段原紙の供給不安を招いた。また東南アジアに於いて製紙会社の立ち上げや中国振り替え需要が発生しアジア全体で段ボール原紙が不足した (さらに…)
■ 段原紙輸出増の背景と将来予測⑤ 2020年5月18日 輸出拡大継続への課題 中国での原紙不足は日本だけではなく世界の製紙企業が狙っている。東南アジアも中国同様経済規模は成長しており、世界の人口の60%が集中するアジア・オセアニアエリアに於いて今後も包装需要が拡大することは間違いな (さらに…)
■ 段原紙輸出増の背景と将来予測④ 2020年5月18日 変動する市況と製紙メーカーの輸出戦略 17年の環境規制後中国は古紙不足と内需の拡大もあり原紙輸入を増加、価格も上昇した。日本からの段原紙輸出量も前年度比144%の56万t/年と増加し、内中国向けは全体の約2割を占めた。 19年 (さらに…)
■ 段原紙輸出増の背景と将来予測③ 2020年5月18日 企業の継続的成長と国内市場価格安定の為、輸出を強化 ‘19年の日本の段ボール(箱)の消費量は105億㎡(前年度比100.2%)、冷夏や台風による影響で前年程の伸びはなかったものの、過去数年1~2%程度の成長をしている。目下段ボ (さらに…)
■ 段原紙輸出増の背景と将来予測② 2020年5月15日 古紙原料不足に起因する原紙不足から製紙メーカーがAOCCを主原料とし、より付加価値の高い高強度段ボール原紙の製造を強化した。中国ではもとより強化芯の普及が遅れ破裂強度ベースのダブルまたはトリプル段ボールの使用率が高い。 シングル (さらに…)