■ EOCC「非常事態」を理由にキャンセル多発
2020年3月
3月20日の週に入り、欧州の古紙サプライヤーが「Force majeure」(不可抗力)を宣言し古紙輸出契約のキャンセルを打診してきている。
特にイタリア、ドイツ、フランスなど古紙輸出国でも新型肺炎による影響が深刻化しており、古紙回収や港湾機能のストップにより古紙の供給そのものができなくなってきている。
また米国の大手古紙サプライヤーは輸出を断念し埋め立てに回す方針を打ち出した。 各国の需給そのものがおかしくなっており、正確な状況把握と将来予測が難しくなっている。