ACNグループ外販売を強化する方向か?
2019年11月30日
玖龍社の古紙調達部門である美国中南米社(ACN)は、今までのその古紙調達に於いてメーカー系商社からは買わない等競合する他社製紙メーカーとは一線を引いていたが、ここにきて他製紙メーカーに古紙オファーを出し、韓国の製紙メーカーに対しAOCCを支給し再生パルプをOEM生産委託する取り組みも始めた。
さらには当社正隆社にもACN社からJOCCの供給に於いてコンタクトがあったことには驚いた。 当然ACN社からJOCCを購入する事は論外ではあるのだが、突然のオファーに困惑している。
ACN社は中国での古紙輸入が完全禁止となり自社供給で介在が不要な北米からの再生パルプ調達がメインとなれればお役御免になるのかその存続理由が噂されており、事実今年初旬には欧州の事務所を早々と閉鎖し撤退した。
しかしここにきて古紙商社として独自の存続路線へと進むのか、あるいは将来玖龍社本体の製紙ラインが東南アジアへ移設すれば再度世界からの古紙調達が必要となる事を想定し一時的な事業継続の為の繋ぎをしているのか、相場よりさらに安価な価格で東南アジアメーカーへオファーを出している。