■ 独立系最大手トーモク 段ボール製品値上げ発表
2022年1月31日
独立系最大手段ボールメーカーであるトーモクは、段ボール製品の値上げを発表した。値上幅は段ボールシートで10円/㎡以上、ケースで18%以上、3月21日納入分より適用される。
段ボールの材料である段ボール原紙の値上がりと、副資材や物流費、原燃料価格の上昇を製品価格に転嫁する。レンゴーなど段ボール原紙メーカーは、原燃料価格の高騰と今後のCO2排出削減目標の実現に係るコストを製品に転嫁するとして㌔あたり10円、あるいは現行価格の15%以上の値上げを発表している。原紙の値上げ実施はメーカーによって異なるが2月1日あるいは2月21日。
段原紙の値上げが年末に発表された事もあり、具体的な値上げ交渉が進んでいなかった。独立系最大手のトーモクが価格転嫁を発表した事で、業界内での動きが活発化しそうだ。