2022年米古紙輸出量 前年比8%、約134万㌧減少

  ■ 2022年米古紙輸出量 前年比8%、約134万㌧減少

2023年4月15日

米輸出通関統計によると2022年の古紙輸出量は1499万㌧と21年の1633万㌧から約134万㌧(8.2%)減少した。直近10年間では中国の古紙規制と、新型肺炎が流行を始めた2020年の1438万㌧に次いで2番目に少ない量となった。 向け先別ではインド向け365万㌧と前年比8%減、ベトナム向け163万㌧(▲28万㌧、15%減)と大きく減少、一方でメキシコ向けは6万㌧増加し、231万㌧の昨対比+2.5%、タイ向けも同じく6万㌧増加し183万㌧(+3.2%)、マレーシア向けは84万㌧(+9.2%増)だった。構成比ではインド向け24.3%、メキシコ向け15.4%、ベトナム向け10.8%タイ向け12.2%となっている。

品目別ではOCCの輸出量が946万㌧で前年比10.1%減、雑誌が1.8%減の265万㌧。新聞は72万㌧で34.4%減少した。

本年1~2月の輸出量は前年比7%減少の233万㌧に留まり、出だしの悪いスタートとなった。向け先別ではインド向けが35%減、メキシコ向け16%減、ベトナム向けは14%減だった。一方でタイ向けは昨対比259%増加し53万㌧が輸出され、その内50.5万㌧がOCCだった。

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